白髪を染めるのにヘアカラーではなく、ヘアマニキュアを使う方法があります。
ヘアマニキュアの特徴、白髪染めヘアカラーとの違いは? メリットや注意点、美容室とつなぎのセルフケアについてお伝えします。
白髪染めヘアマニキュアの特徴
ヘアマニキュアは、爪に塗るマニキュアと同じで、色がつくのは髪の表面です。
髪や頭皮への負担が少ないので、髪のダメージが心配な方やカラーリング剤がしみる方に選ばれています。
ヘアマニキュアには髪を明るくする効果はありません。白髪染めヘアマニキュアの場合は、黒髪(元の髪色)はあまり変わらず、白髪の部分に色がつきます。
自然な色味で、髪表面がコーティングされてツヤ感のある仕上がりになります。
白髪染めヘアマニキュアとヘアカラーの違いは?
白髪染めは、髪を染める仕組みや成分の違いによって主に3種類あります。
- 永久染毛剤
- 半永久染毛料
- 一時染毛料
一時染毛料は、ヘアマスカラやスプレータイプなどで白髪をカバーする商品。染毛効果は一時的で、シャンプーで落ちます。
永久染毛剤がヘアカラーです。髪の内部まで薬剤が浸透してメラニン色素を脱色し、色素を入れることによって髪が染まります。
ヘアマニキュアは、一時染毛料と永久染毛剤の間にあたる「半永久染毛料」の位置づけです。
永久と半永久の違いだけでなく、「染毛剤」と「染毛料」という違いがありますね。
これはヘアカラーが医薬部外品であることに対し、ヘアマニキュアは化粧品に分類されることよる違いです。
白髪染めヘアカラーと比較した場合の白髪染めヘアマニキュアのメリット、デメリットを見てみましょう。
白髪染めヘアマニキュアのメリット
- 髪へのダメージが少ない
- パッチテストの必要がない
- 髪にツヤが出る
白髪染めヘアマニキュアのデメリット
- 色持ちが短い
- セルフは難しい
- 髪色を明るくできない
ヘアカラーの色持ちが約2ヶ月に比べ、ヘアマニキュアは2〜4週間程度です。
ヘアマニキュア液が頭皮につくと簡単には落ちないので、髪のみに塗布します。セルフで根元ギリギリまで塗るのは難しいようです。
白髪染めヘアマニキュアユーザーの体験談
50代後半 女性
髪色:やや暗めのダークブラウン系
私の場合、白髪染めはヘアカラーではなくてヘアマニキュアで染めています。
美容室でやってもらう時もヘアマニキュアでやってもらっています。
理由は以前ヘアカラーで染めた時に髪が傷み、抜け毛も増えた経験があるからです。
髪質が細くてネコ毛なのでヘアカラーを使って白髪染めをすると髪の毛が更に細くなりハリやコシが無くなりそうなので美容師さんと相談してヘアマニキュアで白髪染めしています。
美容室でやってもらってから1ヶ月半位は白髪も目立たず若々しい感じでいられるのですが、この時期を過ぎると根元や生え際の白髪が目立ってくるので、自分でヘアマニキュアを使って染める必要が出てきます。
根元を染めるのは何とか上手くできますが、後ろの髪や生え際を上手く染める事が出来ないのが悩みの種です。
使用するのはサロンドプロのヘアマニキュアスピーディというクリームタイプを使ってます。
使い方は、髪の毛を洗う前に染めたい部分に専用の櫛を使って染めていきます。10分程放置して洗い流します。
説明書には2週間もつと書いてありますが、実際には3日も経つと色が抜けてくるので4日おきぐらいに染めることになります。
ヘアカラーは泡タイプが発売されているので、ヘアマニキュアもメーカーさんが泡タイプのものを開発してくれるたら、もっと簡単にムラなく自分で染めることができるのにと思っています。
白髪染めヘアマニキュア 美容院のつなぎは?
白髪染めのヘアマニキュアを美容院オンリーでやってもらえたら理想ですが、なかなかそうもいきませんよね。
途中どうしても白髪が目立ってきて、つなぎのセルフケアが必要になってくると思います。
ヘアマニキュアを自分でするのが難しい場合は、白髪染めヘアカラートリートメントを使う選択肢もあります。
ヘアカラートリートメントは、ヘアマニキュアと同じ半永久染毛料で、より手軽に扱えるので美容院のつなぎにおすすめです。
ヘアマニキュアは髪の表面をコーティングして染めるためツヤが出てキレイに仕上がります。
その反面、落ちるときにキューティクルも一緒に剥がれてしまうと言われています。なので、トリートメントでしっかりケアする必要があります。
自宅での白髪染めにヘアカラートリートメントを使うのは、一石二鳥かも知れません。